照曜館中学校では毎年、卒業した先輩を講師として招き、在学時の様子、大学生活や社会人としての心構えなどについての話を聞く「キャリア教育」の時間を設けています。

今年度は、キャビンアテンダント（CA）として国際線・国内線の両路線で活躍されている野中優依さんにお越しいただき、12月5日に実施しました。

まずは、CAという仕事についての話から始まりました。もともと高校時代に英語・世界史が大好きだった野中さんは、いざ仕事を選ぶ際、世界史を学んで得た知識や英語を実際に使って働きたいと思うようになって、この職を選んだ、と話してくれました。また、「いろいろなところに行けて、いろいろな人と出会える」と、そのやりがいを語っていました。そして、仕事では感謝を伝えることを大切にしている、とも話していました。

ときにメモをとりながら話に耳を傾けていた生徒達でしたが、コロナ禍に世界中で人の往来が止まった時の話になると、さらに真剣なまなざしで聞いていました。

照曜館で過ごしていた時代について、特に語ってくれたのは、「好きな教科を頑張った結果、他教科も伸びた」ということ、そして、本音で話し合える友達の大切さでした。そして、勉強も含めて学校生活を楽しんで下さい、と在校生にエールを送ってくれました。

質疑応答では多くの手が挙がり、全ての質問に答える時間はありませんでしたが、一つ一つに丁寧に答えてくれました。

最後は、生徒会長の清成さんがお礼の言葉を述べて、会の終了となりました。

生徒達の感想文には「野中さんのように、やりがいがあって続けられる仕事に出会いたい」「感謝の気持ちを持つことが常に大切だとわかった」と書いてありました。

野中さんのメッセージがしっかり生徒達に届いたと思います！